人外マンション00号室 中野井 悦子(なかのい えつこ) 日本人の幽霊の女の子。大和撫子という言葉がよく似合う。 生前は内気で人の輪に馴染めず、それが原因で死んでしまった。 アルフォンスに続く、2人目の死人。 Long Story 真っ黒なおかっぱの髪の毛に少し茶色がかった黒の瞳をしています。 日本の普通の家庭に生まれました。贅沢な生活はできませんでしたが、決して貧乏ではなく、家族で幸せに暮らしていました。 優しくて聡明な兄がいましたが、生まれたときから病気がちで、ずっと布団で休んでいることが多いお兄さんでした。そんな兄が大好きだった悦子は、あまり外で同年代の子供と遊ぶことはなく、いつも兄と絵本を読んだりして過ごしていました。しかし、ある日その兄が今日は具合が良いから外に行ってくるよ、と言い残して出かけて行きました。以前からそのようなことはありましたが、その日、お兄さんは帰ってきませんでした。次の日も、その次の日も、帰ってきませんでした。 兄がもう帰ってこないことがわかると、両親はこの機会に、と彼女を他の子供たちと交流を持たせようとしました。ですが、他の子供からしたら、いきなり自分たちの輪に入ってきた知らない女の子、という存在でした。内気で自分からしゃべることが少なかった悦子はたちまち子供たちのいじめの標的へと変わりました。いじめと言っても、ただ少し髪の毛を引っ張ったり、頭をこつんと叩いたりするだけでした。些細なことでしたが、人と接するのを苦手とする悦子はさらに周りの子供を怖がるようになりました。そして冬のある日、悦子は子供たちに川の中へ突き飛ばされました。打ち所が悪かったのか、彼女がもう起きあがることはありませんでした。すぐに引き上げてやれば怪我で済んだかもしれませんが、子供たちは動かなくなってしまったことに驚き、逃げていきました。 彼女が気がつくと、そこは知らない場所でした。雰囲気から墓地だということは察しましたが、どうすればいいのか何もわかりません。死んで幽霊になったということは理解していたので、なぜ自分が今立っているのかわからなかったのです。彼女が立ち尽くしていると、いきなり男性の声がしました。振り返るとそこには外国人の男性、アルフォンスがいたのでした。 その後教会をマンションとして住むことに決め、次の住人が来るまではアルフォンスと一緒にいました。 マンションに色々な人が来るにつれて、大和撫子という言葉がよく似合う性格へと成長しました。また、激しい人見知りも直ってきていて、大体の人と普通に話すことができます。 私 享年14歳 Men アルフォンス=ヴァレンティン シリル=サマン ロジャー=ヴェストマン ピエトロ=ボンチ ザカリー=エルドン 愛敬薫 ニコラ=チッチ オスカー=ホルスト ティト=オルタ フロレンシオ=ロア アンリ=ラングロワ シドニー=ジャッジ 百合園ダニエル Women エミリア=グローステスト ピエレット=ブールジーネ ロッタ=サンタプッキ ヴェロニカ=フィルツ ミーナ=パルヴィア キトリー=ダールマン エレーヌ=ラングロワ エロイーズ=ラングロワ アルベルティーナ=グランフェルト 百合園ブランカ ユリアナ=クレーデル BACK Menu Top Character 北欧神話 天使悪魔 ソロモン72柱 死人創作 学生創作 Illust Poem top