人外マンション00号室 ティト=オルタ おしゃれ好きが転じて女装癖のある幽霊の男性。役者と闇医者をやっていた。 フロレンシオとは生前から仲が良く一緒に暮らしていた。 最近の医者のお仕事はキトリーのつぎはぎの体を縫い合わせること。 Long Story 暗い紫色の髪と瞳をしています。髪色は気分によって変えることがよくあるようです。中性的な顔立ちではありますが、化粧をしていなければ普通に男性に見えます。 貧乏な家庭に育ち、それが嫌で家を抜け出し、役者になった青年です。小さな頃からおしゃれな格好をすることに憧れており、役者になればいつでも綺麗な服を着ていられると思ったのです。また、お金に対する執着もあり、医師の道も目指しました。独学でかなりの知識を身につけましたが、何しろお金がないので医師免許の取得はできず、闇医者として役者業が暇なときはそちらでお金を稼いでいました。 役者として舞台に立つときは男性の役ばかりで、たまに女性の役をやる程度でした。中性的で美しい容姿に、舞台を見に来た女性はたちまち虜になり、役者としての技能はまだまだ未熟ではありましたが、ティトはあっという間に有名な役者になりました。ですが、おしゃれをしたいという子供の頃からの夢が高じた結果、彼は普段着に女性物を着ることが多々ありました。心が女性なわけではありませんでしたが、綺麗な服を着ることに喜びを見出していました。何度かそれがファンに見つかって女装癖がばれそうになったりもしましたが、姉と言ってごまかしたりしていました。 闇医者業は、表向きは飲み屋で、その裏に診療室がある、という形で経営していました。腕は確かだったためにそれなりに儲けており、それなりに大きな客もいました。しかし、何の前触れもなく、このことが役者として働いている舞台側に知られてしまいました。そして舞台を追われることとなった彼は、本格的に闇医者として働くことになったのです。 舞台を去るときは役者仲間にも挨拶をせず、座長へ一言を残していなくなりました。仲間や客には以前からの病気のため急死した、と伝えられました。飲み屋の場所も移し、これで心機一転、と思っていたところ、予測していなかったお客がついてきていました。それはフロレンシオという、ティトと同じ舞台で男性でありながら女性として活躍していた踊り子でした。フロレンシオが舞台にやってきたときからふたりは仲が良く一緒にいることが多くありました。ついて来たんならもう仕方ない、とフロレンシオを匿いながら新しい生活は始まりました。 ある日、玄関のチャイムがなり、ティトがいつもの通りにドアを開くと、そこには知らない中年の男がいました。そして彼は、声を上げる暇もなく、その男に銃で撃たれて殺されてしまったのでした。 その後、墓地で幽霊として目を覚ますと、なぜか横にはフロレンシオもおり、ティトはまだ若い少年の命を守ることができなかったのだと、申し訳なく思いました。 貧乏な家でたくさんの弟と妹に囲まれて育ったので、面倒見のいい性格をしています。マンションでも女性の格好をして、口調も女性らしくしていますが、相変わらず心が女性なわけではありません。 キトリーの体から落ちてしまったつぎはぎだらけの腕を縫いあわせることが最近のお仕事です。 アタシ 享年25歳 Men アルフォンス=ヴァレンティン シリル=サマン ロジャー=ヴェストマン ピエトロ=ボンチ ザカリー=エルドン 愛敬薫 ニコラ=チッチ オスカー=ホルスト フロレンシオ=ロア アンリ=ラングロワ シドニー=ジャッジ 百合園ダニエル Women 中野井悦子 エミリア=グローステスト ピエレット=ブールジーネ ロッタ=サンタプッキ ヴェロニカ=フィルツ ミーナ=パルヴィア キトリー=ダールマン エレーヌ=ラングロワ エロイーズ=ラングロワ アルベルティーナ=グランフェルト 百合園ブランカ ユリアナ=クレーデル BACK Menu Top Character 北欧神話 天使悪魔 ソロモン72柱 死人創作 学生創作 Illust Poem top