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夜明けの時は喪われ、

女神

フレイヤ

全体的にウェーブのあるピンク色の長い髪の毛をひとつにまとめています。基本的にポニーテールですが、日によってはおろしていたりお団子だったり、様々な髪型に変えておしゃれを楽しんでいます。瞳の色はオレンジ色です。

フレイの双子の妹でヴァン神族です。人質としてアースガルドへやって来ましたが、美しい顔で今では全ての男神を虜にしています。美しい自分をさらに美しく着飾るための宝石やアクセサリーを手に入れるためにはどんな手段も選びません。昔、偶然に通りがかったアースガルド内の小人たちの工房で美しい首飾りを見つけた彼女は、小人にそれを売るように要求しました。しかし、小人たちはその対価に彼女の体を求めました。汚い小人に体を売ることは不服でしたが、首飾りのためならばとそれを許したのです。結果、ブリージンガメンの首飾りと呼ばれるそれは、フレイヤの代名詞のようになりました。

ヴァン神族では近親婚も当たり前であり、彼女の両親も近親婚でした。そのため仕方のないことではあるのですが、フレイヤも兄であるフレイに本物の恋心を抱いています。アースガルドに渡り、自分が結婚し、フレイが結婚したあともその心は残っています。

詩の神であるオーズと結婚した一番の理由は、声や話し方が彼女の愛している兄にそっくりだからでした。フレイヤは優しく彼女を愛してくれるオーズに恋をし、やがて結婚へと至りましたが、あるとき一方的に逃げるようにして捨てられてしまいました。オーズがほとんど帰ってこないために結婚を解消するということすらできず宙ぶらりんな状態にいます。口ではあんなやつ帰ってこなくていいと言いつつも、まだ心の底ではオーズのことを愛しています。たまにふらりとオーズは帰ってきますが、その場合もフレイヤには見向きもせず、すぐにいなくなってしまうようです。

最初にオーズに捨てられたとき、ショックのあまり彼女の精神は壊れ、人形のようになってしまいました。手の施しようがないと思われていた彼女を救ってくれたのは医療の女神であるエイルで、時間はかかったものの、見事フレイヤはもとの状態に回復することができました。そのため彼女とエイルの間には固い絆があります。

オッタルという人間の愛人を持っています。一緒にいて一番安らぐことのできる恋人で、深く愛しています。自分の愛した男性は皆、他の女性のもとへと行ってしまうので、オッタルもいつか自分以外に……ということを心配しては、捨てないよね、と確認しているようです。

アースガルドに来てからはヴァルキュリアのリーダーとしても活躍しており、個性的な面々を彼女なりにまとめあげています。ヴァルキュリアたちには尊敬というよりも守る対象のように扱われています。

私・フレイヤ/あんた/あいつ 168cm



シフ

誰よりも美しい金髪と言われる髪の毛を持っています。昔はとても長かったのですが、とある出来事によって顎くらいの長さまで短くなりました。少しウェーブのある金髪をカチューシャでとめています。瞳の色はプラム。

トールの妻で、モージとスルーズという息子と娘を産みました。トールとそこまでかわりませんが少し年上です。とても素直であまり頭は良くないのですが、色々なことに気が利きます。

昔、トールと出会う前はとある巨人族に捕まって、無理やり妻にされて過ごしていました。そのときにウルという息子を産みますが、息子のことはとても大切にしており、今はトールとの子供であるモージとスルーズ、自分の息子ではありませんがマグニと、大家族で楽しく過ごしています。

女神たちの中で誰よりも家事が得意です。どれもとても上手ですが、中でも料理の腕は飛び抜けて素晴らしく、いつもおいしいものをたくさん作っています。トールの兄であるバルドルとその許嫁のナンナを招待して小さな食事会をすることもあります。

定期的に自分のところに訪れて料理を褒めたり、プレゼントをくれたりするロキのことを好いています。

あたし/あんた/あいつ 163cm



シギュン

肩下まである少し薄い栗色の髪の毛をいつも綺麗に巻いています。瞳はさらに薄い茶色です。

ロキの正妻のアース神族の女性です。ロキとの間にナリとナルヴィという息子をもうけました。とてもおしとやかな女性で、落ち着いた雰囲気はロキとは対照的です。

父子家庭で、アース神族の中でも裕福層ではなく、一般より少し貧しいくらいの生活を送っていました。ある日街に入り込んできた巨人族に声をかけられていたところをロキに助けられたのが出会いです。はじめはロキに良い印象のなかった彼女ですが、触れ合う内に愛しくなり、結婚に至りました。

いつも移り気で自分以外の女性のことも見ているロキを一途に愛しています。ロキがどんなに浮気をしても絶対に自分のもとへと帰ってきてくれると信じて待ち続ける健気な性格です。

少しドジな面もあり、家事は好きなのですがよく水をぶちまけたり針を指に刺したりしています。その度にロキに過剰な心配をされることを、大切にされていると嬉しく思いながらも、心配しすぎだと感じているようです。

わたし/貴方/あの方 153cm



ゲルド

金色の髪の毛をこちらから見て顔の左側で、オパールグリーンのリボンを使ってひとつに結んでいます。瞳の色もリボンと同じ緑色です。

巨人族出身の女性で、フリズスキャルヴから気まぐれにヨートゥンヘイムを覗き込んだフレイに一目惚れされて結婚しました。賢く現実的な女性ですが、それゆえに夢見がちなところもあり、『わたくしの王子様』をずっと待ち望んでいました。そのため、フレイと結婚することになったときは泣きながら約束の場所まで行ったのですが、落ち合った瞬間、フレイのことを王子様だと直感し、今ではお互いに深く愛し合っています。

巨人族の中でも裕福な家庭の生まれで、優しい両親に守られて育ちました。兄は両親に比べると少し乱暴な性格ではありましたが、ゲルドにはとても優しい兄でした。しかしある日突然帰ってこなくなり、賢かったゲルドは幼いながらに兄の死を悟りました。

ずっと家から出ずに過ごしていたので、家事も全般得意です。しかし、料理だけはどれだけ練習しても普通のレベルから成長できず、悔しく思っています。

自分に言い寄ってくるロキには全く興味がなく、いつも適当にあしらっています。

わたくし/貴方/あの方 167cm



ナンナ

ロイヤルブルーの短い髪の毛にピンク色の瞳をしています。立ち振る舞いと見た目のせいでぱっと見は男性のようですが、しっかりと女性です。

バルドルの幼馴染であり許嫁です。しかし、立ち振る舞いは男性そのもので、バルドルに対して王子のように振舞っています。幼い頃から両親にバルドル様をお守りしろと言われ続けた結果、現在のように育ちました。心の性が男性なわけではありませんが、女性としての性を持っているという感じでもありません。

文武両道で、毎日の鍛錬を怠ることは決してありません。近い位の部下たちはナンナが女性なことを知っていますが、下位の者は男性だと思い込んでいる者もいます。バルドルのことを常に一番に考えて行動しています。少しでも怪しい影があればバルドルが気づく前にそっと近づき、危害を加えられないようにしてしまうほどです。

バルドルからはしっかりと女性として愛されていますが、本人はそうだと思っていません。愛されていることはわかっているのですが、ナンナにとって愛は一種類で、家族愛や性愛などの違いがありません。

女神たちの中でも少し異質な存在ではありますが、別に嫌われているわけではありません。話すときは普通に話すようです。バルドルの弟であるトールと結婚しているシフとは話す機会が多いようで、いつもよりも笑顔が多く見受けられます。

あるときバルドルにちょっかいをかけてばかりいるロキに、もう手を出さないでくれとお願いをしに行きます。そのときにロキにそそのかされて、うっかりとロキと関係を持ってしまいます。その後もロキに騙されて、ずるずると爛れた関係を続けていますが、決してロキのことを愛しているわけではありません。また、それまではずっと男性として振舞っていましたが、ロキに自分の前でだけは女になって、と言われたことにより、ロキの前でだけ普通の女性のように振舞うようになってしまいました。

ボク/キミ/あの方・彼・彼女 ヒール込で174cm



イドゥン

少しくすんだ金髪を高い位置で束ねて三つ編みにしています。瞳の色は晴れた日の青空という言葉がよく似合う美しい青です。いつでも眠そうな顔をしています。

アース神族が永遠に生きるための黄金の林檎を育てる女神。本人は放っておけば育つただの林檎と言っていますが、彼女が自分の意思とは裏腹に近くを離れると途端に萎れてしまうので、育つというのは本当のことではありません。もう歳だから仕事をやめてのんびりしたい、というのが口癖ですが、林檎の園でお昼寝をしている彼女はとても幸せそうです。

いつも眠そうな顔であくびをしていますが、本当はオーディンに似てとても好奇心旺盛な性格です。そのため、色々なものを持って来てくれるロキとは仲が良いようです。

ブラギの妻ですが、自覚が全くありません。いつもブラギに言われて、数秒考え込んでから納得しています。ブラギのことは普通に愛していますが、周りから見ると姉弟のようです。

普段は林檎と、その花の蜜しか口にしないのでとても痩せています。見た目は普通の細い女性なのですが、触るとずば抜けてほっそりとしていて、手などは少し骨ばっている部分もあります。

とても手先が器用で、家事全般が得意なシフでさえ刺繍についてはイドゥンに勝てないと言っています。

私/あんた/あいつ・あの子 173cm



エイル

薄いピンク色の長い髪の毛をツインテールにしています。大きな瞳の色は濃い青緑で、いつもきらきらと輝いています。

医療全般を司る女神で、アース神族だけでなく、エルフや小人たちの面倒まで見ることもあります。見た目は子供のようで少し幼く見えますが、実はわりと年上です。中身もそれなりにしっかりとしており、病気や怪我の治療だけでなく、困っている人の話を聞いて一緒に悩んであげるということもしています。また、ヴァルキュリアの一員であり、エインヘリャルを毎晩薬草で治療して生き返らせる役割を担っています。

フレイヤがオーズのことで病気を患い、まるでお人形のようになってしまったときにもエイルは大活躍し、見事フレイヤを元の状態まで戻しました。そのことでふたりには固い友情が芽生え、現在までずっと仲良くしています。

実は彼女自身が病気を患っており、不安を抱えながら暮らしています。体がどんどん樹木のようになってしまう病気で、誰にも言わず、ひとりで闘っています。古い文献にのみ載っているような珍しい病気で、治療薬は『愛する人の涙』という何とも難しいものでした。なんとか進行を食い止めるための一時的な薬を見つけたものの、いまだ治るには至っていません。

またその症状の一環として軽い記憶障害があり、いつもメモを持ち歩いています。覚えていられること、忘れてしまうことの基準は彼女自身にもわからず、いつ何を思い出せないかがわからないので何でもメモに残しています。人の顔や名前も覚えるのは得意ではないようですが、他のことと違い、完全に忘れて初対面と勘違いする、というようなことはありません。

遠い昔、まだロキがアース神族の仲間入りもしていない頃、彼に一目惚れをし、ずっと恋心を抱いています。彼がオーディンと出会い、アースガルドに来てやっとエイルはロキと知り合いになることができますが、なぜかロキには本気で嫌われてしまっています。しかし成就するはずのない恋だということは自覚していたため、そっと知り合いになれたことを喜び、現状を受け入れています。

わたくし/あなた/あのかた 145cm



アンクルボザ

薄いアイスブルーの髪の毛で、瞳の色は少し紫がかった深い青です。右目の下に泣きぼくろがあります。

かつてロキに深く愛された巨人族の女性です。いつもたくさんの人に囲まれていたロキから離れることなく、共に過ごしていた結果、同棲するにまで至りました。彼女自身ロキのことを大変愛していましたが、元から浮気性の巨人族の性質ゆえに、浮気をしていました。ロキが遅く帰ってくるはずだったある日、愛人とふたりで過ごしていたところが我を失ったロキに見つかり、勢いで殺されてしまいました。

私/あなた/あの人 159cm



ヘル

黒に近い深緑色の長い髪の毛と、くすんだ水色の瞳を持っています。基本的に無表情で、瞳に光が映ることはあまりありません。

ロキがアンクルボザの心臓を食べて産んだ子供のひとり。長女。人間の姿で生まれましたが、下腹部から左足にかけて腐って変色しています。臭ったりぐじゅついているわけではないので、腐るという表現は適切ではありませんが、色は汚らしい色をしています。

ヨルムンガンドと共に生まれてすぐに追放されました。しかしヘルの場合は危険であるという理由もありましたが、それよりもニヴルヘイムで統治者として魂を管理してほしいというオーディンの命令がありました。戦死以外の魂はすべてニヴルヘイムへと行くため、それらを全て管理する女王として過ごしています。定期的にオーディンにニヴルヘイムの様子を報告しにアースガルドまで上がりますが、暗いところで暮らしているヘルは日光が苦手なようです。

よく会いに来てくれるロキのことは普通に母親として愛しています。無表情のことが多いですが、ロキの前では笑顔を見せることもあるようです。兄であるヨルムンガンドを恐ろしいと言って怖がっています。

私/貴方/彼・彼女 171cm



オーディン
ロキ
トール
フレイ
ヘイムダル
テュール

男神


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