夜明けの時は喪われ、 テュール 北欧神話の苦労人。 軍神で、フェンリルという大きな狼を飼っている。 とある出来事から右腕がなく、幻肢痛に悩まされている。 実はオーディンの息子だけど自分のことは巨人族だと思っている。 Long Story 深紅の髪の毛をこちら側から見て右側だけ髪どめでとめています。 前髪と後ろのすそ部分だけ鮮やかな黄緑でメッシュが入っています。 瞳は灰色で、目の下には寝不足のせいでいつもクマができています。 フェンリルのお目付役のアース神族です。 突然フェンリルが暴走し、狼と化してしまったときにグレイプニルで捕縛するために、誰も嘘をついていないことの証明に誰かが右腕をフェンリルの口に突っ込まなければなりませんでした。 その役を買ってでたのがテュールで、このことよりとても勇気がある者としてアースガルドに名前が広まりました。 今は人間の姿へと戻ったフェンリルとふたりで暮らしていますが、生活は大変なようです。 目の下のクマは寝てばかりのフェンリルの唸り声が尽きないうえに、朝早くに餌を作るために叩き起こされるため、消えることがありません。 友人にはヘイムダルとスキールニルがいますが、スキールニルがテュールの目を盗んではフェンリルの餌を食べるのでそれにも注意をはらっています。 また、片腕で家事をするのは中々骨が折れることのようです。 街へ出かける際はフェンリルをひとりにしてはおけないため、一緒に出かけます。 しかし、そのまま連れ出すことも危険とされているので、拘束具でがちがちに固めて出かけています。 フェンリルによく靴を取られていて、最近では靴を履くことすら諦めています。 どんなに新しくしてもすぐにフェンリルがぼろぼろにしてしまうので常に裸足です。 実はオーディンの息子ですが、小さな頃は巨人族であるヒュミルとその妻に育てられていました。 そのためテュールは自分のことを巨人族だと思い込んでおり、少しだけ疎外感を持っています。 周りが何か区別をしているというわけではないのですが、なんとなく溶け込めないと本人は思っています。 フェンリル捕縛のときに右腕を捧げる役を買って出たのも、そうすれば周りと同じ本物のアース神族として、責任を負担できるのではないか、と考えたからでした。 ヒュミルに育てられた理由は、テュールの身を絶対に守るためでした。 次期最高神であるバルドルは最高神としての素質こそあったものの、体があまり強くなく、またそのせいで戦闘能力がそこまで高くなかったので、自分の身をしっかりと守れるかどうかを現最高神のオーディンは心配していました。 バルドルの身を狙う悪い者たちもいたので、最悪の事態になった場合を想定し、テュールをバルドルの次の最高神候補としてオーディンは選んだのでした。 軍神として生まれたテュールは戦闘能力はもちろんのこと、頭も良く、人付き合いもそれなりにできる性格でした。 そのため絶対にテュールに死なれては困るとオーディンは考え、普段は敵である巨人族のヒュミル夫婦にテュールの身を預けたのでした。 大きくなったテュールは戦闘能力を買われてアースガルドへと越してきます。 オーディンに能力を買われるということほど素晴らしいことはないため、喜んでテュールはアースガルドへ来て、やっと本来の居場所であるところでアース神族として仲間入りを果たすのでした。 しかし、完全な保身をオーディンは望み、テュールには最高神候補であることは伝えられませんでした。 なのでテュールは今でも自分は本当は巨人族であると思ってずっと過ごし続けています。 俺/お前/あいつ 189cm シナモンジンジャーティーが好き オーディン ロキ バルドル トール フレイ ヘイムダル 男神 女神 BACK Menu Top Character 北欧神話 天使悪魔 ソロモン72柱 死人創作 学生創作 Illust Poem